2016年2月2日火曜日

患者には出すけど、医者が飲まないクスリ その2




寒くなると風邪もそうですが、今年もこれが流行りそうです。

『インフルエンザウイルス』

風邪のクスリ同様、医師の中にはインフルエンザのクスリについても、

医師の中には「飲みたくない」という意見が目立ちます。

中でも多かったのが、タミフルの名称で知られるオセルタミビルです。


「以前、タミフルを服用すると飛び降りなどの異常行動が問題になりましたが、実際に患者に投与すると、とくに子供では非常に興奮したような状態になることがあった」(都内クリニック院長)


日本予防医療協会代表理事の医師も、

「オセルタミビルは飲みたくない」と話す。

「先日、1歳半になる私の孫がインフルエンザにかかったんです。
子供から『病院でクスリを処方されたのだけど、飲ませるべきか』と相談を受けましたが、『水分をきちんとあげて、あったかくして寝ていればいい』とアドバイスしました」


オセルタミビルを飲まない方が良いのには、

副作用のほかにもう一つ理由がある。

インフルエンザのときに出される抗ウイルス薬(オセルタミビルなど)は、

ウイルスを殺すわけではなくその作用は、

細胞内で増殖したインフルエンザウイルスが、

その細胞から外に出ないようにすること。

つまり、すでにウイルスが身体中に増殖してしまっているときに飲んでも

意味がないんです。

タミフルだけでなく、一般的なインフルエンザ薬は

同じ作用のため、初期にしか効かないそうです。

もっと言えば、症状が出てから飲んでも意味がない。

それなのに副作用が強いのだから、

その事実を知っていたら飲みたいとは思わないでしょう。

ちなみに先程の医師の孫は、

クスリを飲まずとも2日後には熱も下がり、元気になったそうです。


患者には出すけど、医者が飲まないクスリ その1



この冬は暖冬?と思っていましたが、

1月下旬には大寒波が襲来。

日本列島は一気に本格的な冬模様となりました。

急に寒くなると体調を崩され、

風邪をひかれる方も多いと思いますが、

実は皆さんが、

普段風邪をひかれた時とかにお飲みになっている『お薬』の中には、

処方されている医師の方々が心の中で

「自分なら絶対に飲みたくない」と思っていても、患者には言えない。

副作用がひどい、飲んでも意味がない。

実は、そんなクスリがあるそうです。




例えば、非ピリン系感冒剤顆粒。

商品名で言えば、「PL配合顆粒」などの風邪薬です。

風邪をひいて病院に行けば、

かなりの確率でこのクスリが処方されます。

この薬は副作用として急激な眠気を誘う事もあり、

服用後の車の運転等は大事故に繋がる

危険性もあると言われています。

東京都内のある医師は
「風邪の症状を抑えるのにはいいクスリですが、人によって副作用の出方がかなり異なる。今はそれをきちんと患者さんに説明してから処方するようにしています」とも言っています。

広く使われているクスリでも、

じつは重篤な副作用をもたらすことがあるそうです。

医者は、自らが服用したり患者に投与したりした経験から、

「本当のクスリの怖さ」を知っています。



都内の大学病院に勤務する循環器内科医はこう本音を明かす。

「患者さんには普通に処方していても、自分では絶対に飲みたくない、家族には飲ませたくないというクスリはけっこうあります」と。