2024年3月29日金曜日

春の健康を考える

 春は以下の7つを意識して生活してみましょう‼



①生活のリズムを整える 

ポイントとなる時間は3つ!『起きる時間』『寝る時間』『朝昼夕の食事の時間』です。これらの時間を、毎日なるべく同じ時間になるように心がけましょう。ただし、無理はせず自分に合ったリズムを刻みましょう。 一日の始まりに心と身体のスイッチを切り替えるには、朝起きた時に「ノビ」をすると良いです。



②栄養バランスのよい食事をとる 

ビタミンやミネラルが豊富な『野菜や果実』を積極的に食べましょう。中でも、旬のものは栄養も豊かで、食べる楽しみも大きく膨らみます。 




③休養をとる 

休日には何もしない、のんびりした時間も必要です。生活のリズムは崩さないようにしながらも、忙しくし過ぎないように気をつけましょう。映画をみたり音楽を聴いたり(個人的には落語が好きです)、散歩をしたり、自分なりのリラックス法で休日を過ごしましょう。 

④体温調節をしっかりと 

気候が不安定な春には、『薄物の重ね着』を心がけ、暑さ・寒さを感じたら、すぐに脱ぎ着できるように備えておきましょう。暑さや寒さもストレスになります。


⑤質の良い睡眠をとる

睡眠は疲労回復に重要な役割を果たし、睡眠不足は自律神経の乱れにつながります。強い光を浴びると交感神経が活性化してしまうため、寝る前のパソコンやスマホは控えましょう。照明を暗くしたり、アロマや音楽を使うなど、五感を心地よく刺激することで副交感神経が働きます。


⑥入浴でリラックス

シャワーだけでなく湯船に浸かるようにしましょう。
就寝1時間前くらいに39~40℃のぬるめのお湯に15分程度浸かることがおすすめです。体の内側からポカポカと温まり、眠りにつきやすくなります。また湯船に浸かることで緊張がほぐれ、副交感神経が働きます。


⑦運動をしましょう

体を動かすこともストレス解消の1つになります。ウォーキングや水泳など、長くゆっくりできる有酸素運動がおすすめです。運動をすることで自律神経のバランスを整えるセロトニンの分泌が促進されます。











春の健康を考える


 日本では、一年で最も過ごしやすい季節は「春」と言われています。
「春」と言う言葉を聞いただけで、穏やかで何となく心が安らぐイメージを持つ方も多いと思います。健康づくりにおいて「春」は、冬場に流行る感染症や、浴室な玄関先などでの温度差による循環器系の病気も起こりにくく、熱中症などを引き起こす過酷な暑さも、夏冷えと言われる内臓の冷えも起こらず、食べ過ぎや飲み過ぎなど、生活習慣病の引き金を起こす様な秋の過剰な食欲もなく・・・と言う具合で比較的健康づくりも一安心と言うイメージでしょうか?

春は身体にとっては比較的優しい季節ですが落とし穴もあります
冬の寒さは交感神経を刺激して、身体全体は緊張状態にあります。
と言うのも、身体にとっては体温を奪う冬の寒さは「生命にとっての脅威」のひとつで、常に身を守るため毛穴の筋肉は固く閉じ、皮膚表面の毛細血管は収縮して血液の流れを抑制しています。

春になり暖かい日が続くとこの緊張がゆるむのですが、また急に寒くなってみたり、かと言えば初夏を思わせる暑い日が急に訪れるのがこの季節で、この寒暖差の繰り返しによって交感神経と副交感神経の働きが目まぐるしく変わり、それと連動して分泌されるホルモンのバランスも変動していきます。神経は電気信号なので瞬時に切り替わるのですが、ホルモンは状況に併せて必要なものを作って血液に流すことで働くものなのでしんきぃの働きとは時間差も生じていきます。
春先になると「病気ではないのに体調が変」と感じる方や、心の浮き沈みが激しくなって「鬱」と言われる症状を起こしやすいのには、こんな原因が隠れているのです。