2024年10月15日火曜日

秋の健康を考える①


朝晩に涼しさを覚え、秋の気配を感じ始めると、ふとこの言葉が浮かんで来る方も居られると思います。由来は中国の漢詩の中の「秋高塞馬肥」と言う一説。

元の意味は、「秋になると北から匈奴(騎馬民族集団)が街を襲いに来る。」だそうです。

秋の気候と相まっていつしか意味が変わり、秋は実りの季節だから馬も肥えるという風に捉えられる様になったそうです。

食欲の秋とも言う様に、厳しい夏の暑さの後涼しくなってくると、気温と体温の差が広がり始めて、私たちの体は体温を維持するために、エネルギー生産が活発になってカロリーの消費が増えていきます。

丁度そのタイミングで穀物や木の実などが実り、魚は脂が乗って美味しくなります。

更に冬に備え脂肪を蓄えるように本能が働き始めてきますので、馬に限らず私たち人間も太り始める時期です。つまり、生活習慣病の予防を行うのには、この時期が一番の好機とも言えます。

生活習慣病と言うと、意味合いが少し和らいでしまいますが、行きつく先は『心臓病』・『脳卒中』・『癌』等で、特に循環器系の心臓病・脳卒中等は秋の過ごし方で、秋を過ぎた冬場の危険度が変わります。

気候は爽やかで、多少汗をかいてもすぐに乾き身体を動かすにも楽な季節ですし、夜はエアコンなしでも寝苦しくない季節ですので、しっかり身体を動かして、睡眠を十分にとる事も、血液の流れを良くしてくれますので、大事な予防策です。

食べすぎは生活習慣病への近道です。

腹八分目を心がけると同時に、多くの根菜類や茸などが旬を迎えますので、毎日の食卓に取り入れてください。

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